[深セン 29日 ロイター] - 中国の大手スマートフォンメーカー、小米科技(シャオミ) が29日発表した2023年第2・四半期決算は売上高が前年同期比4%減の674億元(92億ドル)となった。前年同期は701億7000万元だった。ただ、アナリスト予想の651億3000万元は上回った。

純利益は147%増の51.4億元に達し、予想を上回った。前年同期は20億8000万元だった。特に実店舗でのコスト削減と効率改善が増益につながったとしている。

調査会社カナリスが発表したデータによると、中国のスマートフォン市場の消費者需要は第2・四半期も縮小を続け、5%減の6430万台となった。

シャオミの出荷台数は19%減の860万台。主要海外市場のインドでは22%減の540万台だった。

同社は、携帯端末の販売減少を踏まえ、電気自動車(EV)製造への進出を計画し、政府の許可も獲得している。その量産計画には変わりはなく、予定より早く進んでいるとした。