【衝撃】AIフル活用「なりすまし詐欺」の進化が止まらない
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騙されるということは、個人だけではなく人の集合体である企業も同じです。
人の心を操ることに加え技術が使われることにより、人にとっても企業にとっても致命的なフェイク情報が地球上のあちこちでつくられ拡散されます。
情報操作がこれまで以上に簡単にでき、目にする人は本物かどうか疑うこともせず信じてしまうことの繰り返しにより、あっという間に収集のつかない事態になりかねません。
企業はそのようなリスクに対する人員を増やしていかなければならないですし、広報は情報を拡散するだけでなく情報を収集し続けフェイクのかけらを拾い未然に防ぐこと、また人の心を逆撫でしない企業の在り方（人もそうですね）を日々創り上げていかなければならないと思います。
広報PRは、もう少人数では対応できない時代にきています。ますますプロフェッショナル領域になっていくため、異動は行わずプロ人材を育成しつつ、外部の力も借りながら対応していかなければならなくなっています。AIで詐欺が巧妙化して、サイバー犯罪の今年の被害額は、全世界で8兆ドル（約1100兆円）に達するとのこと。
生成AIで、本人認証を騙し易くなっていること、メールフィッシング詐欺や電話の振り込め詐欺が本物と見分けがつかなくなっていること、は由々しき事態です。
本来はデジタル化で金融を低コスト化できるはずが、セキュリティ対策費用が膨大になって、収益を脅かしそうです。体力の無い中小金融機関には厳しいでしょう。めざましい技術革新が私たちの生活を豊かにしていく一方、水面下では詐欺の技術もまた進化し続けています。
AIに学習させた声を使用して詐欺の電話をかけたり、3Dプリンターを使用して免許証をつくりだしたり……。
もはや個人では詐欺にかかったことに気づけなくなるほど詐欺が巧妙化している現在、金融業界が直面する詐欺被害の現状と対策について紹介します。
