今日のオリジナル番組


詳細を確認
スタートアップのあるべき姿【Luup岡井大輝】
本日配信
193Picks
Pick に失敗しました

人気 Picker
一言で言うと、今後の金融政策はデータ次第、でした。超タカ派発言に身構えていた市場としては肩透かしでした。一応はホッとしたと思います。ただ、先行きを読むためのヒントに乏しく、買い戻しで株価は上がったものの、方向感が出る程ではありませんでした。発言の中で敢えて今後のヒントを探ると、物価目標は2%にとどまったまま、と発言しました。「とどまったまま」はまだ変えていないという意味であり、意味深だと思います。
パウエルFRB議長の講演原稿を読みました。追加利上げがあるかないかよりも、引き締めの長期化を示唆したことが大事なポイントです。
内容は「2%のインフレ目標に回帰することにつき自信が持てるまで金融引き締めを続ける」「サービス価格のインフレ率は下げ止まりしている」「インフレ率は労働需給のタイトさに反応しやすくなっているかもしれない」「トレンドを下回る成長率にしようと利上げしているが予想外に景気が強い」「中立金利、均衡利子率の推計には不確実性がある」など、かなり強いトーンで引き締め長期化を示唆しています。
締めくくりの一文で、昨年も使ったボルカー元議長の著書の原題 keeping at it (やり続ける)が登場します。これが全てを集約したメッセージです。
いい意味でも悪い意味でも、新たな発言が乏しかったということで、マーケットへの影響は限定的でした。
失業率が低く、景気拡大が続く中、年初には多くのエコノミストが予想した景気後退がまだ起こっていないのはバイデンにとっては追い風。ただ、ジャクソンホールでのパウエル議長の発言からさらなる金融引き締めもありえるところ。景気の腰折れリスクはバイデンのリスクでもあります。バイデン大統領の再選戦略の中心の一つとして「バイデノミクス」という言葉に6月くらいから頻繁に言及するようになっています。景気後退ならこの言葉自体が総たたきになるので、景気後退が起こらないことにヤマを張っているような気もします。
FRB議長程、英語を気を付けて話さなくてはいけない人はいません。
微妙なニュアンスや今までコメントとの違いを使い分けて、市場にメッセージを出し続ける必要があるからです。
将来のために布石のコメントもちりばめていると思うので、ものすごいライターが仕事をしていると思いました。
しかし、英語がわかっても、今までの発言や、金融市場がわかっていなかったら、パウエル議長の言いたいことがさっぱりわかりません。
ポイントはFRB自身も現在の政策金利水準が引き締め(ブレーキ)として機能しているのか、わからないと半ば示唆した点でしょう。そこで今後注目すべきなのが、9月FOMC時に示される各参加者による政策金利の予想分布図、いわゆるドットチャートの中の「Longer Run」です。これは、長期的な均衡金利水準、中立金利水準などと解されており、2019年6月以降、一貫して回答の中央値は2.5%です。現在は政策金利5.375%との差である2.875%が引き締めの程度(幅)と言えますが、仮にこのLonger Runの中央値が上がった場合、さらなる利上げが示唆されたと解釈され、各市場とも見方の修正を迫られますことになります。
上手な表現を使いましたね。

株式市場も「折り込み済み」より過激な発言が出なかったことで上昇に転じています。

つくづく「市場との対話」って大切だと再認識しました。