(ブルームバーグ):  トルコ中央銀行は24日、政策金利を予想以上に引き上げた。メンバーが刷新された金融当局が50%近いインフレを抑制するためにより積極的に行動する意向であることが示された。発表後にリラは大幅高となった。

エルカン総裁率いる金融政策委員会(MPC)は、政策金利をを17.5%から25%に引き上げた。ブルームバーグの調査に答えたエコノミストの大半は20%への利上げを予想していた。

 

 

 予想以上の利上げを受けてリラは上昇に転じ、ドルに対し2%余り上昇。銀行株の指数は6%近く上昇した。

MPCは声明で「ディスインフレ路線を早期に確立し、インフレ期待を安定させ、価格行動の悪化を抑制するため、金融引き締めプロセスを継続することを決定した」と説明した。

政策金利は依然、トルコの物価上昇率を大きく下回るが、5月に再選を果たしたエルドアン大統領がよりオーソドックスな政策を公約して以降は3会合連続で引き上げられている。

今回は先月に3人の新副総裁が任命されてから初の政策決定だった。

 

原題:Lira Rallies as Turkey Raises Rates to Near Two-Decade High (1)、Turkey Steps Up Tightening With Bigger-Than-Expected Rate Hike(抜粋)

 

--取材協力:Joel Rinneby.

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