ビッグモーター、90億円返済 銀行団が借り換え応ぜず
時事ドットコム
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銀行からの運転資金がないと資金繰りができないとすれば、株式売却によるオーナーシップの放棄しかとりえなくなります。
ここのオーナーは従業員のことを考えてはいなそうですが、オーナーにとっても企業価値があるうちに株式売却した方が合理的だからです。
トーマツのコンサルの動きもそれを前提とした株式価値の算定プロセスとみれば、きれいに繋がります。
銀行とコンサル、M&A仲介会社は密接に繋がっているので、わかりやすい構図ではあります。今後の返済期限のスケジュールがわかりませんが、収入側が閉ざされているので、やがてはキャッシュが尽きると思います。「身売り」できれば御の字です。
経営破綻してから人身を一新することになるのでしょうか。これらと並行して多額の補償問題、行政処分、刑事告発などが待ち構えています。
加えて損保ジャパンの責任問題です。どこまで波及するか。一般的に、売掛金と買掛金のバランスで必要な運転資金
が決まってきます。
しかしながら、中古販売の場合、個人からの買取りがあってビジネスが成立します。したがって、仕入に際して買掛金が発生するのではなく現金が流出します。
この意味で、事業の成長期、特に立ち上げ時期は、中古販売は通常の小売業よりも運転資金を必要とします。
ビッグモーターの場合、今は買い取りは減っていると推測するので、在庫となっている中古車を売れば資金を捻出出来ます。
今後、運転資金が厳しくなると、中古車の販売価格を下げてくるかもしれません。
→この辺り、同業他社は抜かりなくリサーチをしていると思います。