(ブルームバーグ): 宇宙開発スタートアップのispace(アイスペース)は、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション1で月面着陸が確認できなかったことに伴い、「月保険」契約に基づく保険金37億9300万円を受け取ったと18日、発表した。

同社はロケット打ち上げから月面着陸までに発生するリスクを総合的に補償する世界初の「月保険」の契約を三井住友海上火災保険と締結したと2022年11月に発表していた。打ち上げや開発などの高額なコストを手当てするため、両社は19年から月保険組成を協議し、22年10月に開発を完了した。

今回支払われた保険金の収益科目は協議中で、24年3月期の業績予想への影響は明らかになった段階で公表する。

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