米住宅ローン金利、30年物が7.09% 2002年以来の高水準
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ただ、米国の住宅ローンは9割以上が固定金利。しかも、コロナショックで一時住宅ローン金利は2%台まで低下した際に、多くの人が借り換えをしている。先般の米銀決算でもバンクオブアメリカの既存の住宅ローンの平均金利は3%を割っていた。新規の借入は厳しいが、既存の住宅ローンホルダーへの影響は小さい。それより心配なのは英国の住宅ローン金利。こちらは2年から5年の変動金利が主体。現在の住宅ローン金利の大半が2.5%以下で契約されたものだが、向こう1年間でも大量の住宅ローンが金利条件の変更時期に突入する。2%台から、いきなり7%台になると、家計には深刻な影響が出そうだ。
注目のコメント
最近の米国住宅市場は、住宅ローン金利が高いので、住み替えが抑制され、中古住宅販売が低迷する一方で、出物が少ないので、新設住宅着工は緩やかに伸びる、という奇妙な動きをみせてきました。21年振りの高金利でも、新設住宅着工が持ちこたえられるのか、注目されます。