企業の75%が「ChatGPT」利用を禁止する方向--BlackBerry調査
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注目のコメント
もっと積極的な活用が見込まれているのかと想像していましたが、予想に反して世界的に慎重な対応が多いことに驚きました。
また、本記事には書いていませんが、元の調査ブログでは役職ごとの割合も記されていて、これら技術に比較的に詳しいであろうCIOやCTOがとくに慎重な姿勢を示していることが窺えます。
CIO/CTO/CSO/IT (72%)
CEO (48%)
Legal Compliance (40%)
CFO/Finance (36%)
HR (32%)
(https://blogs.blackberry.com/en/2023/08/why-companies-ban-chatgpt-ai)
革新的な技術とはいえ、まだまだリスクの方が大きく見られている状況を表しているものと思われ、安心して企業活用が促進されるような規制ルールの策定が待たれるところなのかもしれません。国際的な調査の結果が利用禁止が75%、一方で国内企業を対象とした同種の調査では活用または検討が約6割だそうで、興味深い差が出ていますね。
同時期に、帝国データバンクさんが国内企業を対象にして統計をとっています。
https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p230608.html
これによると、生成系AIを活用中、または活用を検討している企業は6割に登るそうです。
尋ねる方向性が逆ですし、調査の立場も異なります。また、活用はしていくが会社公認以外のものは禁止するという考え方もありますから、矛盾しているわけではないのは注意が必要ですが、それにしても結構面白い差が出ていると思いました。
ちょっと前に、日本はわりと生成系AIについてポジティブな反応が多くて受け入れられていると言う話がありました。
その中で外国の方が強い拒否感が出ていると言う事例も紹介されていました。
その記事では、これには文化的背景があるのではないか、という分析も紹介されていたようにもいます。興味深く読んだのですが、あらためてそう言う事もあるかも知れません。
そういえば、ロボットと友だちなるマンガ、鉄腕アトムから70年。ほかにもドラえもんから初音ミクさんまで。
そんな国民的な友だちが、不気味の谷に橋を架けてくれているのかもしれないなとか思いました。
もちろん、だからといって何も考えずに使うのは違います。きちんとアプローチしていく事が重要ですが、この文化的感覚は、AIを使った産業改革によい影響を与えるかもしれません。