農業経営、49歳以下は1割 - 日本経済新聞
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注目のコメント
かなり前から言われてつづけているのに、比率が変わらないのは何故かと言うと、いわゆる「定年帰農」という現象があるからですね。そして、実質的に、年金がベーシックインカム的に作用して農業が成立していると言う事です。
政策的には、このままではじり貧という意識があり、若い人に入ってきてほしいと考えているわけですが…。
ここで若い人に施策的アプローチは、儲かる農業にするという事であり、それは真正面からのアプローチで必要な事だと思います。
しかし、食は安定した市場がある一方で、逆に市場が決まってしまいます。需要の総量は人口に比例し、ほぼ増減しません。
費用としても、概ねエンゲル係数は、極端な例を除き、25%で安定することが知られています。その固定の市場を取り合うことになります。つまり、市場が大幅に増える事は難しい。
するとアプローチとしてとりあえるのは、
・市場参加者を減らしつつ規模を大きくして取り分を多くする
・農業市場以外の収入で経営の複合化(いわゆる六次産業化)
と言う事で、この両方をやっていると言う事になります。
なりますが…これでは農業が持つ残りの機能、食料安定生産と、国土保全が上手くいきません。
もっと現状を利用したような、新しい形態が必要なような気がします。例えば、高齢化に対応した省力農業を更に進める。これは経済的には単に問題を先送りするだけではないか、と思われるかもしれませんが、これ、副業としての農業を可能にする方向性と共通点が多いと思うようになりました。
これは地域振興と共通するはずです。
色々と考えて行きたいと思います。