[ニューヨーク 14日 ロイター] - 一部の物言う株主(アクティビスト)が第2・四半期末までに米顧客管理ソフト大手セールスフォースの保有株を縮小したり全て売却したりしていたことが当局提出書類で明らかになった。

セールスフォースを巡ってはアクティビストから厳しい批判が出ていたが、その後新たな取締役が加わるなど改革が進み、株価も上昇した。

スターボード・バリューは昨年10月にセールスフォースに対して収益性をより重視するよう要請したが、当局提出資料によると保有株を20%減らし、第2・四半期末時点の保有株数は約200万株だった。

サード・ポイントは年初に80万株を保有していたが、第2・四半期末時点では保有株はゼロだった。

セールスフォースが改革を進めて株価が上昇ことを受けて物言う投資家は保有株を売却した。

セールスフォースの株価は年初から57%上昇しているが、アクティビストが改革を要求して同社がそれを進めた第1・四半期に特に上昇している。