[14日 ロイター] - 中国不動産開発大手の中国恒大集団は14日、傘下の電気自動車(EV)メーカー、中国恒大新能源汽車集団(恒大汽車)が特定の引受先に新株を発行することで合意したと発表した。経営再建策の一環として、債務負担を軽減し、流動性を改善する。

恒大汽車は新株を1株当たり3.84香港ドルで54億4000万株発行し、208億9000万香港ドル(約26億7000万ドル)を調達する。

恒大汽車は新株発行で、中国恒大集団や、その創業者である許家印氏などからの借金を返済する。

引受先は、約41億8000万株が中国恒大集団、6億9010万株が許家印氏など。

恒大汽車はこれとは別に、米国市場に上場するEV開発企業NWTN向けに新株61億8000万株、総額38億9000万香港ドル相当を発行することで合意したと発表した。

取引完了後、NWTNの恒大汽車への出資比率は約27.50%に達する。