【危機】脱炭素の本命「洋上風力」がマズいことに
- 「700億円」もの評価損
- 「危機に瀕する」プロジェクト
- アマゾン、MSに活路?
- コストのミスマッチが起きている
- それでも高まり続ける需要
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風は無料ですが、洋上風力の設置、運営コストがどんどん値上がりしているそうです。いずれ撤去し、新たに設置し直さなければばなりません。本当に元は取れるのでしょうか?
コスト上昇というリスクを考えず、ブームにのって洋上風力を導入すると、撤退に追い込まれかねません。
洋上風力発電の世界は、いくつもの契約とその裏にある利権がうずまき、なかなか理解しにくいものです。今回の記事では、2つの主要な契約に関する話題が述べられていますが、2度読みして要約理解できました。
1つ目が風力発電事業者が政府から使用権を取得する契約。これまでは、低価格を提供するベンチャーが多く取得していたが、インフレ対応が難しい。入札ルールを見直すことで、大企業が有利になる可能性があるという話。
2つ目は風力発電事業者が電力供給契約を再交渉について。これにより、アマゾンやマイクロソフトのような大企業の電力需要に合わせた提供が可能になるという話。
そんな中、日本では、政治家への資金提供を巡る利権問題が浮上しています。あらためて、事業者のインフレ耐力や、コスト競争力等の再評価の必要性が問われています。
クリーンなはずな洋上風力が、すっかりダークなイメージになってしまいましたが、これらの課題を乗り越えて、洋上風力発電の未来が明るいものとなることを期待したいですね。
近年、洋上風力が儲からないのは公知の事実なので特に驚きはなく、市況変動がさらに経済性を悪化させていることもまた事実です。技術・商務の両面からリスクの高い事業ですが、大規模な発電容量を確保出来る再エネとして、カーボンニュートラルに向けて最も期待できるエネルギー源には変わりありません。
洋上風力を手がける事業者には、より一層の長期的な視点やパブリックマインドとともに、最低限の事業収益を維持するためのマネジメント力が求められる時代に入ったと感じています。
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