欧州天然ガス先物が急上昇、40%高-豪州産LNGに供給リスク
Bloomberg.com
53Picks
コメント
注目のコメント
ドル建てで見ると、昨年秋には10ドルだった価格が暖冬で需要期の冬場を乗り切り2ドルまで急落しました。春から初夏の不需要期には2-3ドルのレンジ内で推移しました。この夏場には、冷房需要が想定以上に増加、これから冬場に向けた貯蔵期に入る、そしてこのニュースにはストの懸念から価格が上昇気味、という流れです。40%もの急上昇と聞くとギョッとしますが、大きく急落した後に少し跳ねた程度です。ただ、原油価格は約80ドルで下げ止まっています。もうこれ以上のエネルギー価格の下げはない、とみて良いかと思います。
この様に産出国の情勢により供給が影響を受けるので、長期契約の確保、LNGの供給源の分散化は重要です。
豪州では以前、Gorgon LNG案件にて技術的な問題が発生したこともありました。今回のストも含めてLNGの供給は生産から輸送までトータルとして様々なリスクを潜在的に抱えています。
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/info_reports/1008604/1008920.html