2023/8/11

【最新トレンド】コンドームも「オシャレ」で勝負する時代

INDEX
  • 「衣類」としてのコンドーム
  • ランウェイに20万箱
  • コロナで売り上げ4割減
  • Z世代中心に「復活」の兆し
  • 「タブー」さえもスタイリッシュに

「衣類」としてのコンドーム

2023年秋冬コレクションから目が離せない。
「サンローラン」の5ポンド(約900円)の逸品から、イタリア発ファッションブランド「ディーゼル」と世界一売れているイギリス発コンドームブランド「デュレックス」のコラボ品まで、魅惑的で美しい避妊具ブームの到来だ。
ジャン=ポール・ゴルチエは、コルセットやスカート、そしてあのマドンナも着用した円錐形の「コーンブラ」など、これまで数々の作品を生み出してきた。
だが彼にとっては、どれもファッションの真髄とはいえない。
「ただひとつ後悔しているのが、コンドームを作らなかったこと。それこそが最も美しい衣装だ」と語っている。
先進的なセンスで知られるジャン=ポール・ゴルチエ氏(中央、写真:David M. Benett / 寄稿者/ gettyimages)