[8日 ロイター] - 米アルファベット傘下グーグルと米ユニバーサル・ミュージックは、人工知能(AI)で合成した音声についてアーティストの声やメロディーに著作権使用料が支払われるようにする仕組みを協議している。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が8日報じた。

音楽業界は、生成AIがつくり出す「ディープフェイク」と呼ばれる本物のアーティストが歌ったような虚偽の音声の対策に奔走している。

FTによると、両社は音楽ファンが合法的に音声コンテンツを作成し、著作権者に使用料を支払うツールを開発することを目指している。アーティストが同意しないことも選べるようにするという。

協議は初期段階で、商品が近く発売される予定はないとした。米ワーナー・ミュージックもグーグルと協議を行っていると伝えた。