フィットネスジム、若年層拡大で巻き返し 初心者が支持 - 日本経済新聞
日本経済新聞
6Picks
コメント
選択しているユーザー
先日も国内最大のフィットネス展示会に参加してきました。あまり表立ってないが、chocoZAPなどの24Hジムやパーソナルジムがここまで広がった最大の理由は不動産オーナーの利回り施策になっているからです。特に不動産所有が多い地方の富裕層の参入が顕著です。
人手が少なかったり、アクセスが悪い、地下やエレベーターなしの4階など、借り手のつかないマンションの一室や店舗テナントをジム化しているのです。
フィットネス業界は各社FC展開が基本。例えばパーソナルジムだと初期費用200万とかなり安価に始められる。家賃15万30㎡で会員MAX60名。朝と夜のゴールデンタイムに4人ずつセッションすれば30人の会員が集まり、平均会費3.5万/月のため月商100万。集客は本部で一括。しかも大手はSEOで自然集客ができています。
一方で消費者庁への相談件数も倍々で増えており、フィットネス事業のリスクも顕在化し始めています。
目的が不動産利回りになるのではなく、そこに通う会員さんの健康に真摯に向き合い顧客満足度を上げることを忘れずに、結果として利益が出る良いサイクルになっていくことを願います。