[ロンドン 4日 ロイター] - 中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社は欧州連合(EU)の次期IT規制強化への対応を改善することを目的に、欧州ユーザー向けの新機能を相次いで発表した。

違法コンテンツの排除をIT企業に義務付けるEUの「デジタルサービス法(DSA)」により、ティックトックの親会社である中国の字節跳動(バイトダンス)やグーグル親会社のアルファベットなどの大手オンライン・プラットフォームは、違法コンテンツの取り締まりや特定の広告慣行、当局とのデータ共有などが義務付けられる。

ティックトックは4日、DSAを順守するために講じた新たな機能を発表。欧州のユーザーが違法コンテンツを通報することを容易にしたほか、推奨動画を無効にしたり、13歳から17歳のユーザーを対象としたターゲット広告を削除したりできるようにした。