[深セン(中国) 4日 ロイター] - 中国・華為技術(ファーウェイ)のコンシューマー事業トップ、リチャード・ユー氏は4日、同国南部・東莞市で開催した年次デベロッパー会議で同社のスマートフォン事業が「復活途上」にあると述べた。

国内スマートフォン市場のシェアは第2・四半期に76.1%上昇し、ハイエンド部門では2位になったという。

調査会社カウンターポイント・リサーチによると、ファーウェイの第2・四半期の国内市場シェアは11.3%で6位。カウンターポイントは部品不足の問題を解決して通常の製品投入を再開したことが寄与したと分析している。

ファーウェイは米国の制裁で第4世代(4G)スマートフォンの生産が制限され、国内外で市場シェアが急低下していた。

ユー氏は、社内で開発した基本ソフト(OS)「ハーモニー」が過去4年で「多くの課題を克服した」と指摘。現在ではハーモニーのデベロッパーが220万に達していると述べた。

複数の調査会社が先月、ロイターに明らかにしたところによると、ファーウェイは今年末までに第5世代(5G)スマートフォン業界への復帰を計画している。国内で半導体を調達するという。