(第一段落の業績予想の数字が営業利益であることを明確にしました)

[東京 3日 ロイター] - 花王は3日、2023年12月期通期(国際会計基準)の連結営業利益予想を従来見通しから半減の600億円に下方修正した。中国で紙おむつの生産を終了するなど構造改革費用を計上する。

前年実績から45.5%の減益。IBESがまとめたアナリスト11人の予測平均1228億円を大幅に下回った。

構造改革費用約600億円を計上し、競争が激化していた中国で紙おむつの生産を終了するとともに、国内生産の最適化を検討する。化粧品などのブランド再編も進める。

24年から利益改善効果が出始めることを見込み、25年から約300億円の改善効果が継続するとしている。

年間配当予想は1株150円で据え置いた。34期連続の増配を見込む。