（ブルームバーグ）： 中国のフィンテック企業アント・グループは、中国金融関連ビジネスの非中核事業の一部を分離する方向で再編を計画している。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたもので、香港での新規株式公開（ＩＰＯ）計画を復活させる地ならしとなる。
アントは中国での金融持ち株会社のライセンス申請で使われる主要事業体から、ブロックチェーンとデータベース管理サービス、国際事業を切り離すことを検討していると、関係者は匿名で語った。この計画は一部株主にも伝えられているという。
再編が完了してアントが金融持ち株会社のライセンスを取得すれば、香港でのＩＰＯを準備できるという。アントは2020年に政府が土壇場で介入する前、上海と香港の重複上場を目指していた。
関係者によると、計画はまだ確定しておらず、変更の可能性もあるという。アントは電子メールでコメントを控えた。
原題：Jack Ma-Backed Ant Plans Restructuring, Paving Way for HK IPO（抜粋）
--取材協力：Dingmin Zhang.
More stories like this are available on bloomberg.com
©2023 Bloomberg L.P.
