AIが人類を滅ぼすかどうかについて、ロボットに質問しないでほしい
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人々がAIをはじめとする技術を受け入れる程度は「技術受容性(technology acceptance)」と呼ばれます。そして、その技術が人の様子を模した状態を「擬人性(anthropomorphism)」と言い、擬人性が高まると技術受容性も高まることが、複数の研究で言われています。
つまり、その裏側にある技術のレベル感に関わらず、AIが"人っぽさ"を持っていればいるほど、私たちはAIを前向きに受け入れやすいということです。
マーケティング観点では、消費者に技術を親近感をもって浸透させ、より使ってもらうためにこの擬人性を積極的採用することもあり(チャットボットや接客ロボットなど)、それ自体は悪いことばかりではありません。
ですが、記事にもある通り、実際にはそれほどでもない技術性能を「人間と同じだ!」のような過信の種になるという弊害があることも事実です。
技術の中身は消費者側からはなかなか見えず、理解することも難しいものです。だからこそ、技術と市場とをつなぐ役割を持つメディアにはとくに、技術に関する正しい理解を持って実際を伝えていくことが求められるのは、記事の通りなのだと思います。