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[フィラデルフィア 20日 ロイター] - バイデン米大統領は20日、ペンシルベニア州フィラデルフィアを訪れ、太陽光発電や風力発電などクリーンエネルギーへのシフトで雇用が奪われるとの労働者の懸念を払拭した。

バイデン氏は、グリーンテクノロジー分野に多額の投資を行う一方、税優遇措置を求める企業には米国内での製造を増やすよう促すことで、国内経済の再構築を目指している。

バイデン氏はフィラデルフィアの造船所を視察し、洋上風力発電を支える船舶「アカディア」の建造を称賛した。

「気候問題について考える時、わたしは雇用、組合の雇用を考える」と強調し、船のブレードや船体、その他の部品は国内の9つの組合によって建造されると述べた。

組合員はエネルギー転換により雇用が脅かされると懸念しているが、バイデン氏は労働者がグリーン経済でも居場所を見つけることができると考えている。