[ロンドン 18日 ロイター] - 欧米自動車大手ステランティスは18日、電気自動車(EV)や高性能コンピューターに欠かせない半導体を確保するため、複数の半導体メーカーとの間で2030年までに100億ユーロ(112億ドル)相当を購入する契約を締結したと発表した。

購買責任者は、半導体一つが手に入らないために生産ラインが停止するといったリスクを軽減するために包括的なエコシステムを構築していると述べた。

自社の自動車用プラットフォームと技術の向上に向け、独インフィニオン、オランダのNXPセミコンダクターズ、米オン・セミコンダクター、クアルコムなどの半導体大手とも協力しているという。

自動車業界はパンデミック期の半導体不足からようやく回復しつつある。当時は大手メーカーが一部モデルの生産停止を余儀なくされ、新たな供給源の確保に奔走した。