生成AI、米で訴訟相次ぐ 著作権侵害、個人情報の不正収集
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ブラックボックスである学習用データに注目が集まっています。
生成型AIのモデルを学習させるには、データが必要です。学習元データはWikipediaなどを始めとするオンラインに上がっているテキストデータとされていますが、本当のところはOpenAIにしか分かりません。OpenAIが隠したいところで、まさに突かれて痛いところでしょう(笑)
訴訟したのはコメディアンで俳優とのことですが、適格で非常に良い着眼点だと思います。OpenAIが負けてしまうと、同様の訴訟が続くに違いなく、OpenAIにとっては法的な正念場になりそうです。著作権は比較的新しい権利です。オープンソースやクリエイティブコモンズは、著作物は人類共通の財産として広く共有して行き渡らせるべきだ、という著作権のあり方に疑問を呈した別の考え方です。資本主義に対抗する理念と言っても良いです。
生成AIの中で、コード生成AIの品質が高いのはオープンソースのおかげでしょう。生成AIにはもっと学習させ人類の共有知とするべきという考え方もある、ということを知って欲しいです。学習データに自分の書籍が使われ、自著をAIが正しく要約をできるために経済的な実害を被ったという趣旨の主張ですが、少し考えさせられるニュースでした。
物知りの人が本を要約して説明してくれることもあれば、本の要約をYouTubeで配信する人もいれば、flierのように要約サービスを提供している企業もあります。
AIの要約は実害が発生し、個人や法人が要約する分には実害が発生しないということは無いでしょう。
仮に両方で実害が発生していても、AIはNGで、個人・法人はOKというのも理解に苦しみます。
権利を主張するのであれば、要約を行った全てのAI・個人・法人を相手取り、権利を主張しないと筋は通らなくなります。
書籍というのは、知見を一般に公開し、共有知にする手段なので、今回のような主張はあまり妥当ではないように思います。
むしろAIが要約してくれて、興味を持って買う人が現れるかもしれないと前向きに捉えるべきなのではないでしょうか?と感じました。
今後、妥当な主張とそうではない主張が方々で起きると思いますので、ニュースを見る際は、それは本当に妥当な主張なのか?とよく考える必要がありますね。