[ワシントン/キーウ 17日 ロイター] - 米国際開発庁(USAID)のサマンサ・パワー長官は17日、ウクライナを訪問し、5億ドル以上の人道支援を実施すると発表した。

声明によると、今回の支援により食料や医療、安全な飲料水など戦争によって影響を受けた人々への支援が強化され、国連やその他の非政府組織パートナーを通じて提供されるという。

また、ロシア軍がウクライナの重要なインフラに与えた被害の修復を支援するために230万ドル相当の機材を同日、追加で供与したと述べた。

ロシアが黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)を事実上離脱したことについては、深く失望したとし、「これは無謀な決定であり、人類に深刻な結果をもたらすだろう。ウクライナだけでなく、世界中の人々の命と生活を軽視するロシアの無慈悲さを示すものだ」と非難した。