アルファベットが「グーグルらしくない」契約社員を不当に解雇
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・いくら派遣でも「らしさ」を理由に解雇は難しいだろう。つまり、ビジョン、ミッション、パーパスやウェイ的なものに反したからと言ってもそれは注意されこそすれ、解雇要件には当たらない。当たり前と言えば当たり前なのだが、大企業でのリストラが普通に起こると時として労働者側も戦わずに泣き寝入りというパターンも多いのかもしれない。あと、解雇理由を伝える時には法律上、正当な理由は必要となるだろう。
たとえば、日本企業に置き換えてもここは同じ。
採用時の不採用理由は「求める人物像ないしはスキルとマッチしなかったため」というのが定型句と思う。採用についてはスキルフィットとカルチャーフィットは採用側も労働者側も重要となるため、解雇要件とは異なる。いわゆる「Googley」とGoogle社内で呼ばれるGoogleカルチャーですね。私の在籍時代にはGoogleの採用基準の一つにGoogley(Googliness)というカルチャーフィットの項目がありました。カルチャーを重視するGoogleらしい基準であり、言葉かと思われます。業務の中でも、「これってGoogley?」といったような会話が当たり前のようにあり、単純にお金のため・ビジネスのためだけではないGoogleらしい仕事かを問うという意味で素晴らしいものだという理解しています。一方で、採用基準にあるのであれば退職理由にはなりうるもので、本件は特に派遣ということでGoogleの正社員の採用プロセスを通っていないが故の会話がなされたのかと推測されます。法的な判断はわかりかかねますが、「カルチャーフィットしない」ということの理由の是非になるんでしょうか
Googleには毎年300万人以上の応募者がある。300万人以上から選考する方法も容易でないが、個別の学歴や履歴書、キャリアの内容と、Googleに採用後の仕事評価の相関性をIT分析し、Googleらしさ(適正)のチェックもしていたと思う。契約社員にも同様に行っていると思う。
契約社員の雇い止めの理由は様々だと思う。日本の契約社員の場合、1ヶ月以上前に、必要が無くなったと言えば容易に雇い止めが通告出来るので、不当解雇と言えないほど労働環境は厳しいと思う。