損保大手、仙台空港向け保険料でも事前協議か
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「大手が分担してリスクを引き受ける共同保険契約」 (@@。
自社一社の中で大数の法則が働く程度の保険なら、リスクの検討を自社で完結して独自に見積もりを出すことが出来るでしょうが、一社内で十分なリスクが分散できないから共同保険契約にするのだとすると、どこが幹事保険会社の地位を取るにせよ、非幹事保険会社と歩調を合わせる必要が出て来そう。契約を取った会社より落ちた会社の見積もりが高ければ、他者に共同を持ちかけることが難しくなるでしょうからね・・・
記事のトーンからすると各社の担当者が事前調整して実際のリスクを大きく超える保険料を請求していたようで、仮にそうだとするととんでもないカルテル行為だと思いますけれど、その辺りをどのように考えれば良いものか。顧客が幹事証券会社を予め決めて公の場で他の証券会社をタッピングして保険料を決めるといった仕組みがないと、大きなリスクを伴う保険は、余程大きな保険料を払わぬ限り、引き受け手がいないといった事態も起きるんじゃないのかな (・・?
保険会社の営業について何も知らない素人の素朴な疑問ですが、契約の仕組みの中にカルテル的な行為を必要とする要素はなかったか。その辺りも含めて解明して教えて欲しい (・・;一般論としてですが、日本でトップクラスとも言えるガバナンス体制が整備された企業でなぜこのような不法行為があったのか、そもそもガバナンス体制とは何なのか、根本的に考えるべきでしょうね。損保業界はもう10年ぐらい前でしょうか、難癖をつけて保険金を払わない保険金不払い事件で、多くの社長が引責辞任しました。問題の根っこは何なのか、なぜ不祥事がなくならないのか、全ての日本企業がシステム的に真摯に向き合わないといけない問題だと思います。
損保大手、仙台空港向け保険料でも事前協議か。私自身、公正取引委員会独占禁止懇話会メンバーを務めていますが、損保の価格調整については、1994年に公正取引委員会が警告を出した事例があります。損保業界、企業向け保険は4社でシェアが9割を超える寡占状況となっています。そもそも業界構造として競争が制限されやすい状況にあるなかで、損保各社には、普段からより慎重な競合他社との情報交換等が求められていると思います。ちなみに独禁法では、情報交換自体についても、価格や数量など、その業界やマーケットにおける競争にとって重要な情報交換などが状況によって違反の対象となってくるので要注意です。