【激白】半導体王だった男の過激すぎる中国原論
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とても興味深いお話でした。今TSMCが脚光を浴びていて半導体に詳しくない方でもTSMCは聞いたことあるという人も多いかと思いますが、実は日本との縁からするとUMCの方があります。元々千葉の館山にUMCジャパンという会社として工場がありました。有名な坂本さんが社長されてこともあります。その後撤退してしまいましたが、数年前に富士通の主力工場であった三重県桑名市にある三重工場を買収して、UMJCとして運営しています。日本で初めて300mmウェーハを使って量産したのはトレセンティテクノロジーズで、文書中にあるように日立製作所とUMCとの合弁会社です。
「中国の環球時報の編集長がかつて、人民解放軍が台湾に上陸したなら、独立を主張する台湾人を皆殺しにし生存者を誰も残さない、と言った」
「創造性というのはね、独裁政権の下では発揮されないのです。自由で、個々が独立した社会でなければいけない」
台湾のロバート・ツァオさんの発言はそんなに過激だとは思いませんでした。台湾の次世代の未来を心配して真摯に語っていらっしゃるように感じました。ロバート・ツァオ氏をご存じでしょうか。
台湾の半導体大手、UMCの創業メンバーで、黄金期の経営トップです。
かつてはTSMCのモリス・チャン氏と並ぶ、半導体産業の大物でした。
その彼が今「反中キャラ」として、台湾社会でカルトな人気を博しています。
このインタビューの後に、ツァオ氏と食事をする機会があったのですが、レストランの来店客にツァオ氏だと気づかれちょっとした騒ぎに。
30代の若い男女が「ツァオさん、記念に1枚!」とスマホを持って取り囲むのです。
分かりやすい反中言論が、台湾社会で一定程度の支持を集めているのだなあと実感しました。
個人的には、極端な表現で大衆の人気を集めるよりも、彼だけが知っている台湾半導体産業の黎明期の記憶を、正確な言葉で語ってほしいなと思ってしまいました。