中銀24行、30年までにデジタル通貨導入へ=BIS調査
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2024年、インドとブラジルがCBDCの発行を予定。この2カ国が加われば、BRICSのうち3つの大国が中央銀行デジタル通貨を発行することになります。このインパクトは大きい。
欧州と米国も着々と準備を進めています。日本でも実証実験が行われていますが、アクセルを踏む必要がありそうです。CBDCのクロスボーダー取引に乗り遅れてはなりません。円の価値が下がってしまう。通貨の置き換えという観点では、記事中にある新興国の多くにはオフショア市場がなく、導入されても先進国への影響はありません。
CBDCの進展は2022年10月にBISが発表した為替シェア上位(米ドル44.2%・ユーロ15.3%・円8.3%・英ポンド6.3%)の動向次第になります。
その先進国ではシェア2位ユーロが2021年10月からCBDCデジタルユーロの検討を進めており、今年の10月に次フェーズへ入ることになっています。
4位ポンドは中央銀行と財務省がデジタルポンドを公表済み(2021年4月)で今年の2月には調査結果が発表されています。給与支払い等のユースケースも出ており銀行以外も参入できることから注目です。
世界の半分で使われている米国には別の事情があり反対意見も多いです。SWIFTを通じてロシアの締め出し等が行えなくなる可能性もあるため、議会はどのような判断を示すのでしょうか?