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日本銀行の内田真一副総裁、金利操作修正は「バランスとって判断」

日本経済新聞
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    (株)TOASU特別研究員(経済評論家・コンサルタント)

    長期金利を中央銀行がコントロールするYCCはもともと禁じ手とされる政策で、一時的に手を染めて早々に撤退して失敗だったと自ら評価したオーストラリア中銀を除けば、先進国でまず類を見ない政策です。一旦始めると、止める時の方策が難しい。
    欧米の中銀が政策金利を引き上げ長期金利も3~4%上がるなか、日銀だけがYCCで長短金利を抑えて円安とインフレが進んだ昨年の12月、日銀が政策を修正するとの思惑が強まって、やんちゃな海外の投資家が一斉に日本国債を空売りし、日銀が上限0.25%を死守する10年物国債の利回りが異様に歪んだことがありました。国債の金利が上がるということは国債の値段が下がるということと同じですから、日銀が政策を修正して国債価格が下がることがはっきりしていれば、高いうちに空売りして安くなったところで買い戻せば確実に稼ぐことが出来るから。
    イールドカーブの歪みに耐えられなくなった日銀は海外投資家の思惑通り10年物国債の金利上限を0.5%に引き上げ、空売り勢を大儲けさせました。日銀は、これは政策修正でなくイールドカーブの形をスムーズにするだけだと主張しましたが、政策修正の思惑を更に強めた投資家の空売りは収まらず、1月に入るとイールドカーブが更に歪む結果になりました。それが昨年12月から今年1月に掛けて起きたことの実相です。
    海外投資家にやられっ放しになるわけにいかない日銀は10年物国債を無制限に買うのみならず、それ以外の年限の国債も買うと宣言し、いわば身内の銀行に長期固定の資金を供給して国債を買うよう促し、国債の品貸料を引き上げるなど、あの手この手で思惑を打ち消して、イールドカーブは漸く落ち着きました。
    政策修正はしないと日銀が高らかに宣言している中でもこれだけのことが起きたのです。日銀がYCCを見直すことがはっきりしていれば、投資家にとってこれほど楽なことはありません。やんちゃな投資家が一斉に国債の空売り等を始めて金利の上昇圧力が一気に強まって、日銀の政策修正(≒金利上限引き上げ)と市場の更なる修正要求との“いたちごっこ”が始まります。
    そういう意味で、マイナス金利と国債金利の抑制からなるYCCの修正を、事前に悟らせるわけには行きません。それが真意であろうとなかろうと「早期の見直しに否定的な立場」を取り続け、修正は不意打ち的に行われそうな気がします。 (・・;ウーン


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    第一生命経済研究所 首席エコノミスト

    日銀の国債貸出厳格化によりカラ売り仕掛けがやりにくくなったことが、イールドカーブの歪み修正には結構貢献していると思います。


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    追手門学院大学 経済学部 教授 兼 経営・経済研究科 教授

    インタビュー記事の中程で、内田副総裁が「金融引き締めが遅れ2%を超えるインフレ率が続くリスクよりも、拙速な緩和修正で2%目標達成の機会を逃してしまうリスクの方が大きい」と述べ、金融緩和を継続するお考えを述べておられるところに、しっかりと注目しましょう。


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