【必見】スタートアップは、IPOをどう捉えるべきか
コメント
選択しているユーザー
弊社は社名が表す通り、上場後の成長戦略を10年以上先にわたるまで初めから多段階もっています。その観点からすると上場自体が目的でも出口でもなく、ほんの通過点でしかありません。これは口酸っぱく社内にも常々言っていることです。
そうは言っても上場のプロセス自体はかなり重い話なので、数年にわたって入念に準備を進めざるを得ないのが実態です。
注目のコメント
E&Yさんにお声がけいただき、スタートアップにとってのIPOの位置付けについてお話ししました。より正確に言えば、自社の成長や未来に向けてどのようにIPOを捉えるかについてです。それだけでIPOに至る準備も、その後の成長性も、会社の実力も組織も戦略も全て大きな影響を受けると考えています。
当方もグローバル企業、上場大企業における経験、一環して重要性を訴えている「ポストIPOスタートアップ」の重要性、長期的な成長基盤たる経営力の重要性を踏まえて、アーリーステージから、ミドルレイトステージからポストIPOスタートアップまで多様なフェーズのスタートアップに深く関わることで感じる実体験と実感をもとにお話しをしています。
IPOが非連続なイベントに感じてしまうのも、IPOの意味づけを正しく理解していないからとも感じます。しっかりどのような変化が生じるのか、それはIPOのみならず自社が成長するごとに何が変わっていくのか。一つのキーワードがステークホルダーの多様化、多数化ということだと思います。
インタビューではもっと多くのことをお話ししましたが、それをコンパクトな記事の形にまとめたものになります。是非ご一読いただければ嬉しいです。IPOに投資家そして監査法人として関わられるおふたりの対談。大変興味深いのですが、当事者たる発行体を対談に入れると良さそうですね。
「上場ゴールが目標になってしまうことがある」って、確かによく批判の言葉としては聞きますけど、IPOしたまわりの経営者でそんな意識の人を見たことも聞いたこともないので、正直よく分かんないんですよね。都市伝説ちゃうかな、と。「上場ゴール」できるのは売却するVCなど投資家だけじゃないですかね?
とはいえ、『「ギアチェンジ」ができる会社でなければ、持続的に成長することは難しい』という村上さんの指摘は至極まっとうだと思います。上場ゴールと考える経営者は流石に少ないのでは。
IPOを契機に会社の組織やガバナンスを整えて、次なる成長への準備とする意義は大きいと思います。