グーグルが恐れる オープンソース生成AI、 脆く危ういブームの実態
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元々は開かれた世界に、自身の利益を追求し力を見せつけるジャイアントが登場、しかし人々が力を合わせて世界を取り戻す…まるで映画にでもなりそうな状況です。
そもそもAIあるいは機械学習という技術は、その成果の多くが研究論文で発表され、オープンであることによって相互発展してきた技術でした。この点は、クローズドな企業開発によって進化してきたIT技術とは異なる点です。
良い方策を"模索中"とのことですが、結果としてOpenAIなどがその技術をクローズド化したことは、こうした流れに大きく反することでもあります。(元々はオープン派だったにも関わらずエゴに寝返った的なところがまた映画ライク!)
そして直近のオープンソース化は、Metaの公開をきっかけに加速し、記事の通り、それらジャイアントを凌ぐ性能を見せるものも登場しています。ただセキュリティ面、開発面でリスクが大きいのが実際で、この正義(?)が平和を治めるかは、映画のようには行かなそうでもあります。
AI開発の歴史は、オープン、クローズ、またオープンへと、繰り返しによって発展していくことになるのかもしれません。オープンソースの大規模AIモデルの最近の動きが詳しく解説されています。
しかし、生成AIのリスクが高まり「透明性と安全性を両立させる方法を模索している」とのこと。オープンソースの重要性を支持しつつも、アクセス認証などややクローズドへの方針転換が見られます。
AI規制が求める透明性にはオープンソースが有利ですが、誰でも自由に使えるため悪用には弱いです。AI偏見防止も、大資本を投入して徹底的に押さえ込む方法は取りづらいでしょう。
日本の独自AIモデルの多くはオープンソースを元にしているでしょう。だからAI規制に対するオープンソースの動きは最重要です。"オープンソースの大規模言語モデルのほとんどはまだ、豊富な資金を持つ大手企業が発表した巨大モデルを基に構築している状態"
広告で稼いだ資金を技術開発に投資する。
豊富な資金があるから優秀な人材も、大規模データを学習するためのハードウェアも、それに必要なコンピューティングパワーも確保でき、最新AIを研究開発できる。
それが最近はMetaもオープンAIも競争を恐れ、すでに以前のように積極的に情報を公開する姿勢を捨てているという。技術の発展が早すぎるから、だそう。
この動きを強めれば強めるほど、一握りの大企業の手にだけ資金も技術もわたってしまう。オープンソースコミュニティはこれを阻止するために活動を続けているとのことですが、世間がこのリスクを十分に把握して指示していかなければならないと思います。