2023/6/28

【結論】新NISAは「世界株インデックス1本だけ」でいい

株式会社ウェルスペント 代表取締役
 2024年1月から始まる新しいNISA(少額投資非課税制度)──。

最大のメリットである「1800万円の非課税枠」をどう使っていけばいいのでしょうか。

今回の記事では、超シンプルな資産形成法について、徹底的なユーザー目線で活動するファイナンシャルプランナーの横田健一氏が、9つのポイントに分けてわかりやすく解説します。

合言葉は「世界株インデックスファンド一択」で「ほったらかす」です。
(5,900文字)
INDEX
  • 1️⃣ 世界株が「シンプルでベスト」
  • 2️⃣「つみたて投資枠」対象に絞る
  • 3️⃣「規模と低コスト」で厳選
  • 4️⃣ しっかり「預金」も使おう
  • 5️⃣ 米国株ではなく世界株の理由
  • 6️⃣ 使い勝手がいい「ネット証券2社」
  • 7️⃣「ほったらかす」が何より大事
  • 8️⃣ iDeCoより「NISA優先」でOK
  • 9️⃣ お金は「人生のための手段」

1️⃣ 世界株が「シンプルでベスト」

2024年1月から始まる新NISAは、年間360万円(最大で1800万円まで)の非課税投資枠をどう使っていけばいいのでしょうか。
おさらいですが、新NISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つがあります。
前者の「つみたて投資枠」では地道に積み立てながら比較的安定的な投資をする一方で、後者の「成長投資枠」では、個別企業の株式やアクティブファンド(📍)などを購入して、攻めるための投資をするイメージがあるかもしれません。
📍アクティブファンドとは? ベンチマークとするインデックスを上回る成果となるよう、プロのファンドマネージャーが投資商品を選別・運用している投資信託
しかし、本当に資産形成をしていきたいのであれば、2つの枠の名前にとらわれる必要はありません
ずばり、「世界全体の株式指数に連動するインデックスファンド(📍)に積み立てていく」という一択でいいということです。
📍インデックスファンドとは? 市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託。株式を対象とした指数で代表的な指数は以下のようなインデックス:

☑️「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」
☑️「FTSEグローバル・オール・キャップ・インデックス」