[ソウル 22日 ロイター] - 米ネットフリックスのステッド・サランドス共同最高経営責任者(CEO)は22日、ソウルで記者会見し、韓国のコンテンツへの投資計画について、地元の若い才能を搾取するものではないと述べた。

ネットフリックスは4月、韓国のテレビドラマや映画製作などに今後4年間で25億ドルを投資すると発表した。韓国の一部議員からは、地元クリエイターとの利益配分を増やすよう求める声が上がっている。

サランドス氏は、クリエーターやプロデューサーには公正な報酬を支払い、若い才能の育成にも取り組んできたと強調。「2022年から25年の間にネットフリックスのために製作される作品のうち、5本に1本は新人の脚本家や監督のものになるだろう」と述べた。

また、韓国ラジオ振興協会と協力し、才能ある若者が製作業界で経験を積めるよう支援していくとも語った。

2021年に公開された韓国のドラマシリーズ「イカゲーム」は、ネットフリックスで最も人気を集めたシリーズの一つになった。