[ワシントン 21日 ロイター] - 米農務省は国内2社による培養肉の販売を最終承認した。両社が21日、明らかにした。動物の細胞をもとに肉を育てる培養肉の販売が認められるのは、シンガポールに次いで2カ国目となる。

2社はアップサイド・フーズとグッド・ミートで、培養鶏肉の製造を手掛ける。米食品医薬品局(FDA)の承認もすでに得ており、米国で初めて培養肉を販売することになる。

当初は高級レストラン向けに販売し、その後は生産量を増やしてスーパーで価格を下げて提供する計画。

アップサイドのウマ・バレティ最高経営責任者(CEO)はインタビューで「夢がかなった。新たな時代の始まりだ」と述べた。

両社は、販売開始時期はまだ決まっていないとした。