[20日 ロイター] - 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」の開発元である米オープンAIが、自社の技術をベースに構築したAIモデルを開発者が販売できるマーケットプレイスの開設を計画していることが分かった。ニュースサイトのジ・インフォメーションが20日、関係者の話として報じた。

チャットGPTを利用する法人顧客は、オンライン取引データから金融詐欺を特定したり、内部資料を基に特定の市場に関する質問に答えたりするなど、用途に合わせて変更を加えることが多い。

報道によると、開発者はオープンAIが提案するマーケットプレイスで他社にもこうしたモデルを提供することが可能になる。

オープンAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が先月、ロンドンで行った開発者との会合で計画に言及したという。

こうしたマーケットプレイスは、セールスフォースやマイクロソフトなどオープンAIの顧客や技術パートナーが運営するアプリストアと競合し、オープンAIの技術がより幅広い顧客層に届くようになる可能性がある。

オープンAIは、ロイターのコメント要請に返答していない。