[ラパス 19日 ロイター] - 中国の大手電池メーカー、寧徳時代新能源科技(CATL)は18日、ボリビア政府との間で、同国の大規模なリチウム資源開発を支援する14億ドルの投資で合意したと確認した。1月に調印したボリビア政府との提携契約が深まった。

同日行われたCATL幹部との会談後、ボリビアのアルセ大統領はウユニ塩湖とオルロ塩湖からリチウムを抽出するプラント2カ所を新設する約束を確認した。炭化水素エネルギー省によると、両プラントの建設は早ければ7月にも開始され、プロジェクトへの総投資額は約99億ドルに上る。

アルセ大統領は、政府とCATLは2028年へ向けて投資を増額する可能性について検討すると明らかにした。

CATLは現時点でリチウムを生産していないが、中国の多数の事業に投資している。

米国地質調査所(USGS)によると、ボリビアを代表する両塩湖のリチウム資源は2100万トンと推定されている。