(ブルームバーグ): ソフトバンクグループの孫正義社長は20日、対話型人工知能(AI)「ChatGPT(チャットGPT)」を開発した米オープンAIの共同創業者サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と「毎週、何回も何回もチャット、または面談している」ことを明らかにした。

国内通信子会社の株主総会に取締役として出席した孫社長はAI革命が人の手に触れるようになったとした上で、自身はチャットGPTと毎日会話する「ヘビーユーザーだ」と述べた。

孫社長が公の場で話すのは7カ月ぶり。同氏によると、チャットGPTは2021年9月までの世の中のあらゆるデータを学習、これを元に推論する。アメリカの大学医学部入学試験で上位10%の合格者になれるとし、「ほとんどの人間の知能をはるかに超えるレベルになる」と熱弁した。

また、同氏は世界のAI領域は技術革新により激しく進化しているとし、ソフトバンクGによる投資も目先の多少の赤字にはこだわらず「最後に天下を取る」と述べ、積極的に投資機会を模索する考えを示した。

(孫社長の発言を追加しました)

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