機械に話しかけて設定できる時代が来る? なぜ“小規模”なLLMが求められるのか
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注目のコメント
当社の代表もインタビューに答えさせていただいていますが、記事で整理されているように、LLM(大規模言語モデル)のオープンソース化、小規模化がかなりの勢いで進んでいます。
現在主流になっているChatGPTは、良くも悪くも"何にでも対応できる"がために、そのデータやリソースが莫大になる傾向があり、ビジネスシーンや生活シーンでの利用を考えると、スピードやコストにはやはり懸念もあります。
いわゆる「エッジAI」的な考え方に近いと思いますが、LLMの小規模化や特定用途に限定したモデルの開発が進むことによって、様々な物理デバイスへの搭載が進んでいくでしょうし、リアルタイム応答を必要とするよりスピード重視の用途の道が拓けいくはずです。小規模LLMという言葉は、IT技術と同じく違和感ありですね。
ともあれ小規模LLMは今後極めて大事です。プロンプトに与えるのでは無く、ファインチューニングできるだけでも大きな意義がありますから。小規模LLMの開発と普及は、AI技術の民主化に寄与する可能性があります。大規模LLMの開発と運用は高コストであり、一部の大企業に限られています。しかし、小規模LLMはそのコストを大幅に削減し、より多くの企業や個人がAI技術を活用できるようになる可能性があります。
AIのエネルギー効率は、環境に対する影響を考慮する上で重要な視点です。小規模LLMは、大規模LLMに比べて消費電力が少なく、環境負荷を軽減する可能性があります。これは、持続可能なAI開発の観点からも重要です。