人口1万2000人、鹿児島の小さな町に世界から問い合わせが殺到するわけ
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取材・執筆担当しました。
地元のゴミ埋立処分場の課題を解決するためにリサイクルに力を入れたところ、今では国内だけでなく世界からも大崎町に注目が集まり、結果として持続可能な社会に向かうヒト・企業・技術などが集まる都市に。
リサイクルやサーキュラーエコノミーの取り組みはもちろんですが、マクロの視点では課題先進国と言われる日本がその解決方法を諸外国に輸出していくモデルケースになるのではと思います!
注目のコメント
小さいからこそできることがある。昨日話した、奈良県の町長もそんなことを言っていた。革新的なとりくみは、いつも小さいところから始まる。
↓この話は、とても示唆に富みますね。住民を説得するのではなく、課題と情報を共有することで、解決策を一緒に考えるようになる。
「住民の方々にすべての情報を共有したそうです。『焼却炉の建設にはいくらかかる』『埋立処分場はどうか』など。
住民の皆さんもそれを聞いて、『自分たちの子どもや孫に負担を強いる選択はできない』『埋立処分場には反対だ』ということで、何か自分たちにできることはないのかと言ってくださるようになってきました。」私は環境学専攻のため、このような記事ワクワクします。
ちなみに私は去年、徳島県上勝町で調査研究を行いました。このモデルと比較しながら差異と共通点をまとめたいと思います。
➀まず差異ですが、大崎町は埋め立て処分場の延命化、上勝町は野焼き対策からリサイクル運動がスタート
②人口規模、大崎町は12000、上勝町は1400人
③分別の種類は、大崎町は25種類、上勝町は45種類
以下共通点
➀地域でモデルを作りあげることができれば町のブランドとして売り出せる
②ごみを通して人のつながりができる
③始まったとき当事者ではなかった人(子供世代)は生まれてから当たり前のようにシステムの上で活きるため、リサイクルに対して、もしくは環境に対して認識や意識が違う
面白いと思ったのは、おむつはじめとする生理用品のリサイクルを可能にしようとしている点です。上勝町も生理用品、衛生品はリサイクル無理ではないかと考えていましたがこれが実現すればリサイクル100%も目指せるのかなと。
面白い記事でした。