商業用不動産に多額融資 銀行経営へのリスク注視 アメリカ
NHKニュース
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今月28日に銀行のリスク耐性を評価するストレステストが発表されます。米財務省は不動産の鑑定評価について、意図的に価格を釣り上げているとして、より客観的な評価を求めています。従って今度のストレステストでは、評価損が拡大する事例が相次ぐ可能性が高いです。とはいえリーマンショックの後の規制強化が効いています。エクイティ投資家の損失は免れ難いものの、銀行にまで損失が及ぶことは殆どない、が今のコンセンサスの想定です。
米国の金融安定監視委員会が商業用不動産融資についての懸念を表明しました。商業用不動産融資は不動産担保があり、かつ比較的まとまった金額の融資が出せるので、融資積み上げには便利な分野です。場合によっては過剰融資になりかねません。米国では空室率の上昇や、中小銀行の商業用不動産融資の積み上げ、等がリスクとして指摘されていますが、日本において同様の傾向が見られるのは要注意です。
日本のバブル崩壊に至る過程もそうでしたし、高度成長を果たした中国も商業用不動産に怪しい雰囲気を感じます。好景気の中でカネが余ると商業用不動産が活況を呈して多額の融資が積み上がり、景気の悪化で痛手を蒙るのは世の東西を問わず昔も今も似たようなものであるようですね・・・ (・・;