【図解】今、中国でクルマに「異変」が起こっている
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先月まで約1ヶ月間中国に滞在していました。
行って驚きましたが、現在の中国はどのショッピングセンターに入っても現地EVブランドの店舗があります。
BYDだけでなく、小鵬汽車・蔚来汽車・理想汽車といった新興EV御三家、上海汽車系列の智己汽車・飛凡汽車や吉利汽車系列のZeekrなどなど…。
ファーウェイやバイドゥといった別業界の企業が主導したEVのショールームもありました。
試乗はしていないので細かな性能などはわかりませんが、重要なのは新興ブランドが次々と勃興しているということ。
現地へ行くとBYD以上に「謎のブランド」が沢山存在しています。
中国の怖さは内需だけで自動車開発に必要な相当量の市場を確保できてしまうということ。
「敵はBYDのみ」…そう思ってしまうと、戦況を見誤るかもしれませんね。深圳でBYDの電気バスに乗ったのが2018年、BYDジャパンの代表劉さんにお話を聞いたのも確か同じ年でした。
バッテリーの開発と製造からスタートしたBYDの強み、EV電気モビリティをもっと世の中に浸透させたいという思いに溢れ、深圳の本社の経営層と密に連携している、と、BYDのその後の躍進が見えるかような劉さんのお話ぶりに圧倒されました。
ものづくりの日本をリスペクトし、出井伸之さんほかさまざまな経営者からお話を聞かれていたようです。
「強みを生かす」基本的なことですが、世の中の動きに流されるとなかなかできないことだと思います。
さらに数年後のBYDが楽しみです。BYDは20年ぐらい前からずっとEV化に向けて準備を続けてきた会社で、格が違いますね。この記事で改めて頭が整理され、勉強になりました。
個人的に興味を持っているのは、BYDが自動運転に冷淡なこと。一応、NVIDIAと組んでやるみたいですが、他の部分は全部内製を目指しているのに、自動運転ソリューションは外から買ってくればええかというノリ。
BYDのEVがコスパがいいのはその手の自動運転、運転支援系の部品やソフトウェアが少ないからというのも一因だと思います。これが今後、いいほうに転ぶのかアキレス腱になるのか、気になっています。