[東京 6日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準とほぼ変わらずの139円半ばで取引されている。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の利上げを受けて豪ドルが上昇し、対円で半年ぶり高値を更新した。

豪ドルは午前の92円前半から93円前半へ急上昇し、昨年12月以来の高値を付けた。事前の市場では金利据え置き予想が主流だったことに加え、声明でインフレ率が依然高すぎると懸念を示したことで、中銀の姿勢はタカ派的との見方が広がった。

市場では、夏にかけて追加利上げが行われる可能性を指摘する声が出ていた。8月の追加利上げを予想しているオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は「さらなる利上げが必要となるリスクもある」としている。

豪ドルは対米ドルでも0.66ドル前半から後半へ上昇し、半月ぶり高値を更新した。

対豪ドルで円とドルが同時に売られたことで、ドル/円は139円前半から半ばを方向感なく上下する展開が続いた。市場筋によると、この日は権利行使期限が間近に迫ったオプション関連の売買が多かったことも、値動きを抑制したという。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 139.48/50 1.0724/28 149.59/63

午前9時現在 139.40/42 1.0710/14 149.31/35

NY午後5時 139.54/58 1.0712/16 149.52/56