[ベルリン 5日 ロイター] - 5日発表された5月の独HCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値は57.2と、4月の56.0から上昇し、1年以上ぶりの高水準となった。

速報値の57.8からは下方改定された。PMIは50を上回れば景況拡大を、下回れば悪化を示す。

ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「テクニカルリセッション(2四半期連続のマイナス成長)に陥っていたドイツが第2・四半期にプラス成長に転じることを示すものだ」と述べた。

新規輸出ビジネスは3カ月連続で拡大し、2014年にこの項目の調査が始まって以来最も速いペースで伸びた。また、需要と顧客の増加が活動全体を押し上げた。

デラルビア氏によると、サービス事業者は投入価格圧力が若干軟化したにもかかわらず、先月よりもわずかに販売価格を引き上げた。このセクターの強さの表れという。

サービス業と製造業を合わせた総合PMIは4月の54.2から53.9に低下。新規受注急減で製造部門が低迷したことが響いた。