[4日 ロイター] - 米ハリウッドの大手製作スタジオは3日、映画・テレビ番組の監督でつくる全米監督組合(DGA)と賃上げなどで暫定的な合意に達した。全米脚本家組合(WGA)によるストライキが続く中での合意となった。

DGAとネットフリックスやウォルト・ディズニーなどの製作会社側は3週間にわたり交渉を行ってきた。双方によると、合意には賃上げのほか、人工知能(AI)使用に関するルールなどが含まれる。

WGAのストは5月2日から続いており、テレビや映画の製作が一部で停止し、新たな交渉も予定されていない。

2007年と08年に行われたWGAの前回ストでは、スタジオとDGAの合意を受け、WGAも再交渉のテーブルに戻った。ただ、WGAの担当者は、交渉は自分たちが行うもので影響を受けないとの考えを示した。