米ユタ州の学区で聖書が禁止に 「下品」「暴力的」だと親が苦情
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2025(令和7)年1/20。
この日はアメリカ合衆国の選ばれた大統領の就任宣誓の日。
かつて大統領選出の開票議会の日に襲撃された反省から,今回は厳戒態勢の中選ばれた。選挙不正という声を起こさせないように民主・共和それぞれの勢力が見守る中,今回の大統領は選ばれた。
その選ばれた大統領の就任宣誓では聖書に手を置いて行うのが慣例である。配信も含めて全米で中継されている。
ある小学生の子どもが聞いた。
「就任する大統領は何に手を置いているの?昔の本のようだけれども。」
或る大人が答えた。
「聖書よ。就任する大統領は聖書に手を置いて宣誓することで,偽りなきことを神に誓う,という意味があるの。聖書はキリスト教で最も大切な書物であり,特にプロテスタント(新教)というキリスト教の宗派はアメリカ合衆国にも多くの信者がいて,聖書を直接読むことを大切にしているの。」
その子どもが反応した。
「私も聖書を読んでみたい。学校の図書室にはあるかな。」
その大人は答えた。
「聖書ね,あると思うよ。アメリカ合衆国にはキリスト教の信者は多いからね。」
別の大人が口を挟んだ。
「それがね,この地区では学校の図書室には置かなくなったよ。下品で暴力的ということでね。」
その子どもは不思議に思った。
「大統領ってアメリカ合衆国を代表する人だよね?その就任の場面で,下品で暴力的な本を手に置いて宣誓するの?」
大人たちは黙ってしまった。
これは実際に起きる可能性があることです。
大人たちはどのように答えるのでしょうか。
私なら「政教分離を考えれば,就任宣誓式の場面で聖書のような宗教色の強いものを持ち込むことを禁止すべき」と答えるのかもしれませんが,アメリカ合衆国では「絶対に」起きない,と思います。次の大統領就任宣誓式でも「当然のように」手は聖書に置いて宣誓する事でしょう。
宗教指導書は昔の価値観で描かれていることも少なくありません。
しかし,それで否定するというのはどうかと思います。