3M、少なくとも100億ドルで暫定決着-「永遠の化学物質」巡る係争
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SDGsが企業価値を決める要素の1つとなっている昨今、環境への影響を無視したビジネスを続けている企業は市場から評価されない時代になっています。
3Mの決定は明らかにこれを受けたものであると考えられ、今後はNot foever chemicalな開発が加速していくのではないでしょうか。
その影響は間違いなく3Mの製品を使って製品を作っているメーカーにも及びますので、業界全体での技術力底上げも必要になってまいります。
ユーザー側からは
「今までと同じ特性のものを作って欲しい」
と言うでしょうし、
3Mからすると
「完全に同じものを作るのは難しいから、地球環境を持続させるためにもここは妥協して欲しい」
と言うと思います。
地球環境を盾に取られるとユーザー側も嫌とは言えず、使いこなすための技術開発に汗をかかねばならないでしょう。3Mは2025年末までに様々な公害問題を抱えるPFASの製造から撤退すると22年12月に発表している。
半導体製造プロセスのドライエッチング装置で、プラズマからの熱流入に対し静電チャックと呼ばれるウエハステージを冷却するためのチラーの冷媒に、PFASの一種であるフッ素系不活性液体が使われている。
この世界シェアの8割を担っていると考えられているのが、3M社のベルギー工場で作られている「フロリナート」と、3Mのアメリカ工場で作られている「ノベック」で、残りはベルギー企業のソルベイ社がイタリア工場で作る「ガルデン」。
つまり、3MがPFASから撤退すれば、半導体メーカーは代替冷媒を探さなければならない。
と、湯之上さんの本に書いてありました。