[ニューヨーク 1日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースは買収した米中堅銀行ファースト・リパブリック銀行の21支店を年内に閉鎖する。事業統合の一環。広報担当者が1日に明らかにした。

ファースト・リパブリックは先月経営破綻し、規制当局の管理下に置かれた後、JPモルガンが買収した。

閉鎖するのは8州にある84支店の約4分の1。

広報担当者は「これらの拠点は取引量が比較的少なく、一般的に他のファースト・リパブリックのオフィスから車ですぐの距離にある」と述べた。

影響を受ける従業員約100人は6カ月間の一時的な職務が提示され、その後、JPモルガンが現在募集している1万3000のポジションに応募することが可能になるという。

事情に詳しい関係者がロイターに先週明らかにしたところによると、JPモルガンはファースト・リパブリックの従業員約1000人に解雇通知を行った。期間3カ月から1年の一時的なポジションを提示された従業員もいる。