[1日 ロイター] - 英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、カナダ2位の年金基金であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は中国の非公開市場への投資を中止した。上海オフィスを年内に閉鎖するという。

複数の関係筋の話として報じた。現在はシンガポールを拠点にアジアに投資しており、中国に事業権益は残っているという。

CDPQは同紙に「プライベート投資はしばらく前に停止した。流動性の高い市場を重視しており、これがわれわれのポートフォリオ全体の2%に相当する対中エクスポージャーの大半を占めている。この傾向は今後も続くだろう」と述べた。

FT紙は2月、シンガポールの政府系ファンドであるGICが中国の非公開市場への投資を減らしたと報道。カナダ3位の年金基金であるオンタリオ州教員年金基金(OTPP)も4月、香港を拠点とする中国株投資チームを閉鎖した。