[31日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、利上げ停止を「やむを得ない」と考える理由は見当たらないとの認識を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が31日に報じた。
「むしろ金利を引き上げて、その後に景気の先行きについて不透明感が低下するまでしばらく金利を維持する必要性をより強く感じる」とした。
また、バイデン大統領とマッカーシー下院議長による債務上限引き上げ基本合意について、経済に関する不確実性の大部分を和らげるものとの認識を示した。
[31日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、利上げ停止を「やむを得ない」と考える理由は見当たらないとの認識を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が31日に報じた。
「むしろ金利を引き上げて、その後に景気の先行きについて不透明感が低下するまでしばらく金利を維持する必要性をより強く感じる」とした。
また、バイデン大統領とマッカーシー下院議長による債務上限引き上げ基本合意について、経済に関する不確実性の大部分を和らげるものとの認識を示した。
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一般的に銀行が利率を上げると企業の借り入れコストが上昇し、消費や投資が抑制されるとされています。つまり、全体的な経済活動が一時的に弱まるということです。その場合、制度の大きな変化がない限りは当然税収も低下します。
もちろん見方は様々で諸説ありますが、今まさにデフォルト危機を迎えているアメリカで利上げを行うのは、ある意味自分で自分の首を絞めるような行為とも捉えられます。
総裁の「やむを得ない」という発言の文脈はそのように理解すべきでしょう。
一方、クリーブランド連銀はインフレーションの研究を積極的に続けてきていて、サプライチェーン(原材料の調達から小売までの流れ)に注目した調査なども多く行っています。経済政策にも当然関わっているわけですから、非常に難しい判断を迫られているのだと思います。
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